遅咲きのミニトマト

家庭菜園

 今年はミニトマトが種まきの遅れたことに加え、猛暑のために、夏にほとんど収穫できませんでした。9月頃から少し収穫できるようになり、10月、11月と収穫できていたのですが、ここ最近の夜の冷え込みでしおれてきました。そこで、先週末に全ての実を収穫し、終わりにしました。

 冒頭の写真のように、きれいな赤色に色づいているものもありますが、オレンジ色だったり、少し黄緑がかったものもあります。これぐらいであれば、それなりに美味しくいただくことができます。ですが、収穫した大部分は、下の写真のようにまだ黄緑色だったり、緑の濃いものです。これらは今食べるとアクが強く、美味しくないです。

 もう12月になっているのに、これだけの実が収穫できたのだから、これはこれでありがたいことです。これらを今すぐ使うとしたら、ピクルスにするのが良いです。アクが抜けて、美味しく食べられるようになります。一部は今週末にそうしたいと思います。

 時間はかかりますが、最も簡単な方法は、このまま置いておくことです。腐ってしまうのではないかと思われるかもしれませんが、腐ることはなく、少しずつ赤みを帯びてきて、美味しく食べられるようになるのです。これに気づいたのはここ数年のことで、トマトの実の生命力の強さに驚かされました。

 生命力の強さで驚いた話をもう一つ、下の写真のように、ジャガイモがたくさん収穫できたことです。6月にジャガイモを収穫した時に、一部、取りこぼしがあって、それが種イモとなって成長したのです。私の住む地域はジャガイモの二期作に適する地域ではないのですが、今年は残暑が厳しく、秋もそれなりに気温が高かったので、それなりの大きさのものもできたのだと思います。

 地球温暖化が進んで魚が北に移動しているとか、野菜や果物の栽培の北限が北に移動しているとか聞きますが、家庭菜園でも今までと状況が違っていることを感じるようになりました。いつもと同じ時期に種まきしたり苗を植え付けた大根やは白菜がいつもよりも早く大きくなったり、12月になってもシジミチョウが飛んでいたり。やはり二酸化炭素排出量を減らす努力は必要でしょうし、それでも気温が上昇していくことに対し、家庭菜園での野菜作りも変えていく必要があるなあと思いました。

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